振袖の保管方法を解説!たたみ方・お手入れ方法についても
振袖は、湿気や虫害などの環境要因だけでなく、たたみ方や保管状況によっても劣化が進んでしまいます。
そこで今回は、振袖の適切な保管方法やポイント、注意点、メンテナンス方法をご紹介します。振袖を大切に長持ちさせたい方は是非参考にしてください。
振袖の正しい保管方法
振袖は素材が繊細で劣化しやすいため、保管場所や扱い方、小物の管理までトータルでケアすることが重要です。誤った保管は、わずかな期間でも生地を傷めてしまう原因になります。
こちらでは、振袖の正しい保管方法を紹介します。
■適切な保管場所
振袖の状態を良く保つには、適切な場所に保管するのが基本です。
振袖は光や湿度に敏感なため、直射日光や蛍光灯など強い光が当たる場所は避けましょう。絹などの天然素材は紫外線に弱く、色あせや劣化の原因になります。
押し入れやクローゼットなど、光があまり当たらず温度と湿度が安定している場所が理想です。
高温多湿の環境はカビや虫害を招くため、梅雨や夏には除湿剤や湿度計を使い、風通しを意識しましょう。収納する際は床に直接置かず、すのこや棚板を敷いて空気の通り道を作ると効果的です。
一方で乾燥しすぎると絹が硬くなるため、適切な湿度管理も重要です。季節の変化に応じて湿度調整を行いましょう。
さらにホコリ対策として、通気性の良い布製カバーをかけて保管すると効果的です。
ビニール製カバーは湿気がこもりやすいため避けたほうが良いでしょう。
■保管方法
振袖の保管には、防湿性と防虫性に優れた桐箱を使用するのが一般的です。桐は湿気を吸ったり吐いたりする調湿効果があり、季節の変化に強く、着物を守ることができます。
桐箱がない場合は、通気性の良い布製や紙製の和装用衣装ケースを使いましょう。
ケース内には防虫剤や湿気取りを入れますが、振袖に直接触れないように薄紙で包むのがポイントです。
防虫剤は種類を混ぜず、香りの強いものを避けると生地への影響を抑えられます。
無臭タイプを選ぶと安心です。
また、収納前にはシミや汚れがないか必ずチェックしましょう。汗や食べこぼしの汚れは時間とともに酸化し黄ばみや変色の原因となるため、着物専門のクリーニング店でメンテナンスを依頼することをおすすめします。
年に数回はケースから中身を取り出し、陰干しと状態チェックを行うことで、より長く良い状態が保たれます。
■小物の保管方法
振袖を着用する際に使用する小物類も正しく保管しないと劣化が進み、変色の原因にもなります。
帯締め、帯揚げ、半襟、足袋などは素材や色が異なるため、それぞれの特性に合った方法で保管することが大切です。
まず、それらの小物は振袖本体と一緒に収納するのではなく、別の専用の箱や袋に分けて保管しましょう。
通気性の良い布製の袋や仕切り付きの和装小物用ケースが便利です。不織布袋に入れ、乾燥剤や防虫剤も併用すると安心です。
個別にラベルを貼っておくと、使用する際にスムーズに取り出せます。
以下では、小物ごとの保管方法を紹介します。
帯、帯締め、帯揚げ、草履の保管方法
帯や小物類は型崩れを防ぐため、シワを伸ばしてたたみ、通気性の良い袋に入れて保管しましょう。草履は乾燥させてから箱にしまうのが理想です。
長襦袢の保管方法
長襦袢は着用後に洗濯・乾燥を行い、湿気がこもらないようにたたんで布で包み、通気性の良い場所に保管しましょう。
足袋の保管方法
足袋は使用後すぐに洗って陰干しし、完全に乾かしてから収納しましょう。湿気が残るとカビや臭いの原因になります。
小物類も適切な環境で丁寧に管理することで、長く清潔な状態を維持できます。特に季節の変わり目には保管方法を見直し、必要に応じて手入れを行いましょう。
振袖の正しいたたみ方
振袖を保管する際には、たたみ方にもひと工夫が必要です。
適切にたたむことで、シワや型崩れを防ぎ、次回も気持ちよく着用することができるでしょう。
以下では、振袖の正しいたたみ方を紹介しています。
1. 裏返して広げる
まず、清潔で広い場所に振袖を裏返しにして広げます。たるみやシワがないように、丁寧に伸ばすことが大切です。振袖は繊細な素材なので、力を入れすぎず優しく扱いましょう。
2. 袖をたたむ
次に、片方ずつ袖を縫い目に沿って内側に折り込みます。袖の形が崩れないように、シワを伸ばしながらたるみなく整えます。袖口が擦れたり型崩れしやすいので、特に注意しましょう。
3. 身頃をたたむ
衿元から裾まで、縦長に揃えてたたみます。振袖の長さに合わせて、必要に応じてたたみ目を調整します。摩擦による色移りや生地の痛みを防ぐため、たとう紙で包むのがおすすめです。
4. たとう紙で包む
最後に、和装用のたとう紙で包みます。たとう紙は湿気を逃がす透湿性があるため、湿度の調整に役立ちます。包み終えたら、桐箱や和装用の衣装ケースに収納しましょう。
振袖をたたむ際は、生地に強い折り目がつかないよう、無理に押し付けず優しく扱うことが重要です。長期間の保管中も定期的に風を通して、湿気やカビの発生を防ぎましょう。
振袖の正しいお手入れ方法
最後に振袖の正しいお手入れ方法を紹介していきます。
長く美しい状態を保つためにも参考にしてみてください。
■汚れのケア
振袖着用後の汗や汚れは放置すると変色や生地の痛みの原因となります。軽い汚れは乾いた柔らかい布で優しく拭き取りましょう。特に汗ジミや化粧品汚れは早めに専門のクリーニング店に相談することをおすすめします。
■クリーニングはプロに任せる
振袖は絹など繊細な素材が使われているため、自宅での洗濯は避けるべきです。専門の着物クリーニング店に依頼し、適切な方法でメンテナンスを受けることが長持ちのポイントです。プロに任せることで生地を傷めず、美しい状態を保てます。
■保管前の準備と注意点
シーズンオフには年に1〜2回、梅雨明けや秋の乾燥した時期に陰干しをして風通しを行い、湿気や虫害を防ぎましょう。直射日光は色あせや劣化の原因になるため避けたほうが良いです。陰干しは1〜2時間程度、風通しの良い日陰で行いましょう。
振袖の保管方法について
今回は、振袖の適切な保管方法やポイント、注意点、メンテナンス方法を解説しました。振袖は一度着用した後も、保管方法次第で次回も美しく着ることができます。
振袖は成人式だけでなく、親族の結婚式や友人の披露宴など、何度も着る機会があるからこそ、正しいケアが重要です。一生ものの一着として、丁寧な扱いを心がけましょう。
【20Lab.(ハタチラボ.)】ではトレンドを押さえた振袖や袴、個性的なデザインと豊富な小物を揃え、経験豊富なスタッフが理想のコーディネートを提案しています。購入・レンタルはもちろん、着用後のメンテナンスや保管方法の相談までトータルサポートが可能です。
大切な一日を最高の装いで迎えたい方は、ぜひ【20Lab.(ハタチラボ.)】へお問い合わせください。
>>20Lab.(ハタチラボ.)の詳細はこちら