振袖のときのトイレはどうする…?行き方や便利アイテムを紹介
初めて振袖を着るうえで気になるのは、トイレの問題…。着慣れない振袖でトイレに行くのは難しく感じることでしょう。
今回は「振袖のときのトイレはどうするのか」をテーマに振袖でトイレに行く際の基本、注意点、便利アイテムを紹介しています。
振袖でトイレに行く際の基本
特にトイレの場面では、振袖の裾や袖が便器に入って濡れてしまったり、トイレ後に振袖が着崩れるなどのトラブルも十分に考えられます。振袖着用時にトイレに行く場合は、以下の3点を基本として頭に入れておきましょう。
・時間に余裕をもっていく
・洋式トイレを利用する
・振袖の上げ下ろしに注意する
まず新成人の多くの人は振袖に着慣れてないため、トイレに行く際は時間に余裕を持ちましょう。
和式トイレと洋式トイレで迷った場合は、洋式トイレを利用することがポイントです。洋式トイレは座りやすく、裾が汚れにくいです。
万が一、和式トイレを利用する場合は振袖の裾の上げ下ろしに注意しましょう。
また、振袖は洋服と比較して全体的にボリュームがあるため、振袖が壁に触れて汚れないためにも、できる限り広めのトイレを利用したほうが良いです。
振袖でのトイレの行き方・手順
■①早めのタイミングでトイレに移動する
振袖は普段の洋服とは異なりますので、トイレを済ませる際には慎重に行動をしなければなりません。それは自分だけではなく、他の人も同様です。
トイレの順番待ちの時間も長くなりやすいため、早め早めに行動をしましょう。
時間に余裕をもってトイレに行くことで落ち着いて用を足せますし、トイレ後も身だしなみを整えることができます。
■②個室に入ったら便座の蓋を閉める
便座の蓋を閉めることで持っている荷物を置いて、振袖の袖や裾をまとめることができます。
■③袖をまとめる
袖のまとめ方は3つあるので、好みのやり方でまとめてみましょう。
【袖のまとめ方①】
左右の袖を手で持ち袖同士を結ぶ。
※強く結ぶとシワになるため軽く結びましょう。
【袖のまとめ方②】
左右の袖を帯の前まで持っていき、大きめのクリップで留める。
【袖のまとめ方③】
左右の袖を帯締めに挟んで留める。
袖をまとめることで、トイレの際に袖が汚れるリスクを回避できます。
■④裾をまくり上げる
トイレを利用する際は振袖を持ち上げますが、その際にスカートのように一気にたくし上げると着崩れしやすくなります。
振袖は、①振袖②長襦袢③肌着の順番で重ねて着ているので、一つ一つ丁寧にたくしあげていきます。
たくし上げる際は無理に引っ張るのではなく、ゆっくりと丁寧に持ち上げることが重要です。
振袖の裾をめくった後はすぐに便座に座るのではなく、両腕に裾を挟み込みましょう。振袖を固定させるためにクリップや髪留め、洗濯バサミなどを活用すると便利です。
■⑤便座に腰をかける、水を流す
便座の蓋を開けて、下着をおろして腰掛けます。便座に腰掛ける際はいつもよりも浅めに座り、帯が便座の蓋でつぶれないように注意しましょう。
トイレを済ませたら下着を直し、便座の蓋を閉めてから水を流しましょう。蓋が開いた状態だと水跳ねで振袖が汚れてしまう可能性があります。
■⑥裾を直す
■⑦手を洗う
袖は手を洗うまでまとめた状態にしておきましょう。これは水跳ねで振袖を汚さないためです。
手洗いが済んだら裾を元の状態に戻し、鏡を見ながら身なりを整えましょう。
鏡を見ながらチェックするポイントは以下の通りです。
・おはしょり部分→おはしょりは振袖の着丈を調整する際にたくし上げて折り返した部分のことを言います。おはしょり部分は、トイレの際に捲りあがってしまう可能性があります。
・帯結び部分→帯の後ろ部分は自分では気づきにくい部分なので、鏡を見ながら帯が崩れていないか、歪んでいないかを確認しましょう。
・衿元の部分→衿元もトイレの動作でファンデーションが付いてしまう可能性があります。トイレ後に鏡に映して確認しましょう。
よくある失敗・トラブル
以下では、振袖でトイレに行く際によくある失敗・トラブルをまとめています。
・袖や裾が便器に入って濡れてしまう
・草履が脱げて足袋が濡れてしまう
・着崩れしてしまう
振袖の袖や裾は長いため、少し身を屈めるだけで床に触れてしまいます。
汚さないためにも、トイレをする際は袖や裾をまとめておきましょう。
同時にトイレ中の動作は着崩れを招く可能性があるため、一つひとつの動作を丁寧にしましょう。
「振袖でのトイレの行き方・手順」で紹介した手順に沿って行動すれば、振袖の着崩れを防止できます。
また、トイレ中の動作で草履が脱げてしまい、足袋が濡れてしまうトラブルもよくあります。成人式は履き慣れない足袋で行動をするため、トイレ中も含めて落ち着いた動作を心がけましょう。
振袖着用時に便利なアイテム
【着脱しやすい下着】
振袖を着る際は着脱しやすい下着を選びましょう。股上の浅い下着はトイレの際にスムーズに下げられるため、着崩れを防げます。
また、和装用の下着を活用するのも選択肢の一つとしておすすめです。和装用の下着はクロッチ部分がまた割れになっており、トイレを簡単に済ませられます。
【クリップや洗濯バサミ】
トイレの際は振袖の裾や袖をまとめて固定させるため、大きめなクリップや洗濯バサミがあると便利です。
クリップはトイレ以外の場面でも仮止めで挟んだり、帯が崩れた際のストッパーとして使えます。振袖ショップに行くと和装クリップが販売されており、振袖の生地を傷つけないものもあります。また、大きめの洗濯バサミでも代用できます。
【ハンカチ】
振袖でトイレを利用する場合は、前かがみになる動作が多いため、ファンデーションや口紅が衿元についてしまう可能性があります。
このときにハンカチを衿元に挟んでおくことで汚れを防ぐことができます。
振袖のときのトイレの行き方をチェック
今回は「振袖のときのトイレはどうするのか」をテーマに振袖でトイレに行く際の基本、注意点、便利アイテムを紹介しました。
一生に一度の晴れ舞台がトイレによる失敗で残念な日になってしまうのは避けたいですよね。
今回紹介した手順、注意点、アイテムが分かれば成人式でも安心してトイレに行けます。
振袖でトイレに行く場合は、通常よりも時間がかかるので時間に余裕をもって行動しましょう。
なお、振袖ショップの【20Lab.(ハタチラボ.)】では、成人式に関する悩みも経験豊富なスタッフが親身にお応えしております。
振袖の購入やレンタルを検討している場合には、【20Lab.(ハタチラボ.)】へお気軽にお問い合わせください。